当初想定していた岸田文雄氏の留任構想が狂い、

安倍晋三首相が政権浮揚をかけた内閣改造自民党役員人事。自ら「結果本位の仕事人内閣」と称した閣僚名簿だが、悩み苦しんだ末の跡がにじむ。問題を抱えるポストにはことごとく経験者を起用。来年の総裁選への思惑も絡み、局面打開とはほど遠いものとなった。
「閣僚として入ってもらいたい。ポストは後で伝える」

https://www.eniblo.com/xcvcvvcbb http://paris.jimomo.jp/user/public.html?id=163372日夕、自民党河野太郎衆院議員に安倍晋三首相から電話が入った。報道各社が内定した閣僚の顔ぶれを次々と伝え始めていた時間帯だった。結局、「外相」の連絡を受けたのは深夜だった。
当初想定していた岸田文雄氏の留任構想が狂い、外相選びは最後まで難航し、首相側近の加藤勝信氏の起用説も飛び交った。閣僚経験のあるベテランは「外相なんて一番最初に決まっていないといけない。珍しい改造の流れだな」と首をひねった。
http://www.travelog.jp/user/profile/mp_profile.php3?userid=xcvcvvcbb https://sns.beamie.jp/?m=pc&a=page_f_home&target_c_member_id=90586加計学園問題をめぐって国会で追及を受け続けた末、東京都議選で惨敗。南スーダン国連平和維持活動(PKO)をめぐる日報問題では稲田朋美氏が防衛相を辞任。政権にとっては下落が続く支持率を下げ止め、「落ち着かせる」(首相周辺)のが当座の目標。首相にとって失敗できない人事だった。ところが、水面下の調整は首相の思惑通りには進まず、「遠心力」を印象づけるものだった。